お裁縫は苦手

卒業、入学、進級と小さいお子様をお持ちの親御さんには慌ただしい季節です。それに伴って、子どもが使う袋物の製作に勤しんでおられるご家族の方々も多いと思います。

我が家もその例で、娘からは製作の質問が飛んで来ます。私も子どもたちが小さい頃は、絵本袋、上履き袋、お弁当袋、コップ袋等など、3人分よく作ったものだと我ながら感心いたします。その時に作った平仮名の名前入り袋を、30歳を過ぎた子どもたちがまだ使ってくれています。不器用で恥ずかしいですが、気持ちがほっこりします。

私自身の50年前の絵本袋は、紺地に大きな黄色いひよこのアップリケが付いていました。大好きでした。もう手元にはありませんが、亡き母からの心に残る贈り物の一つです。袋物を通して、母から私、私から娘、娘から孫へと想いが伝わっていくようです。